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2007年1月25日 (木)

またやってもうた(汗)

Ams43

昨日、Kさん(佐藤浩市似)の送別会がTさん亭にて行われた。ふにゃきちは当然のごとくカメラマンだったわけなのだが、当然のごとく「失敗」をやらかした。とはいえまだ現像してないし、ここでの「失敗」とはカメラを意図してない設定で撮ってしまったというだけのことなので、たぶん上がりは大丈夫なんじゃないかと思う。前々回のエントリーにも書いたが、最近ふにゃきちは室内で人を撮るときはモノクロがマイブームなのだ。その理由は三つある。(1)モノクロの方が絵になるということ(白と黒のトーンだけで構成された世界ってものすごく非現実的だ、その非日常性がとてもよい)、(2)人工照明下での色かぶりを気にしなくてよい(普段ポジを使っているので色かぶりした上がりを見るたび、ホワイトバランスが自由自在のデジカメはいいなあと思う(FLフィルターはファインダーが暗くなるなから使いたくない))、(3)色かぶりを気にしなくてもよいからフラッシュの必要がなく、よって新聞を読める明るさがあればISO400のネガをつめたZeiss Ikon+Ultron35mm F1.7で行ける(別の言い方をすればEOS-3+でかいレンズ+550EXを持ち出さなくてすむ。やはりこの重装備はふにゃきち=カメラ小僧だとまだ知らない人も来る送別会では出しにくい)。

ところが、パーティーの直前にふにゃきちのフィルムボックスであるところのオフィスの冷蔵庫を見たら、なんとモノクロフィルムがもうなかったのだ。これは大誤算だ。カラーフィルムを使わざるを得ない。カラーだとネガとはいえ色かぶりの心配がある。色消しにはフラッシュが必要だ。で、フラッシュが使えるカメラはEOS-3しかない(T2とかTVSIIとかKlasseといったコンパクトも持っているけど、失敗の許されない場面では使えない)。という理由で出来れば避けたかったEOS-3+550EXのコンビを持ち出すことにした。引きが撮れない室内となるとレンズはEF17-40mmF4かTamron 28-75mmF2.8を持って行こうかと思ったが、開放F4のレンズでは暗いし、TamronのほうはAF精度に難がある。どちらもカメラ小僧じゃない一般の人から見たら威圧的なほどでかい(特にフードをつけたときのEF17-40)。こんなのを向けらた日にゃ、お酒も入って宴もたけなわ、盛り上がっているみんなのほくほくとした笑顔が一瞬にして凍りついてしまう。そこでEF35mmF2の登場である。ふにゃきち、こんなレンズも持っていたんだった(笑)。このレンズは小さくてかわいい。しかも明るい。写りも短焦点だから上記のズームよりいいんじゃないかと思う。そもそもUltron35mmを持って行こうと考えていたわけだから、これでいいではないか。別に集合写真を撮るわけでもないし(とか言いつつ結局写真の大半は集合写真風にしてしまった。「じゃあ写真撮るから部屋の端に整列してー。ピント面が薄いから前後の人はなるべくっついて。じゃないとぼけるよー。」みたいな事を言って。(余談だけど多くの人は撮像面の小さなコンデジしか使わないから、ピント面とか被写界深度なんて気にしなくてもよいのだ。コンデジって写ルンです以上に深度があるのではないだろうか?))。そんなわけでEOS-3+EF35mm+550EXのトリオという少しだけおとなしい装備で挑むことになった。

現場に到着したら、まずは露出を測ってみた。すると思ったよりも照明が明るく夜の室内でもISO400、F3.2、1/100で適正露出よりも0.5段アンダーとなることが分かった。EOS-3の露出計がアンダー目の数値を返してくることを考慮しても、これならF2.8、1/50でフラッシュなしでもおおよその適正露出が得られるはずだったのだが、敵は蛍光灯と電球がミックスされた人工照明である。いかにも赤かぶりや緑かぶりを起こしそうである。そこでフラッシュを使うことにした。幸いなことに天井も壁も白。バウンスさせやすい。フラッシュは天井に仰角に向けマニュアル設定で+2段の補正をし、カメラ側はF3.2、1/125にした。よし、完璧。後はいい折を見つけて写真を撮るだけである。だが、ふにゃきちは撮り始める前にすでに酔っ払ってしまったのだった(酒に弱いのだ)。

ではそろそろ本題に入ろう。ここまでの話には何の意味もない(爆)(カメラに興味のない人はここまで読んでない可能性も高い)。件の「失敗」とは別に露出のことではない(天井バウンスの場合は+3段くらいの補正が必要だとどこかで聞いたような気もするが、まあ気のせいだろう(-_-;)。ていうかせっかくのE-TTLなのだからプリ発光して光量のチェックをすべきなのだが、普段はフラッシュ撮影をしないので、使い方がよく分からないのだ。取説を読んでもすぐに忘れてしまう。とにかくネガなので迷ったらオーバー目にふっておけばよいという安直な考えだ。ホントに一度完璧に頭と体で覚えないといけない)。ふにゃきち愛用のEOS-3には、銀塩フラッグシップの1vにも最新のデジタルEOSにもついてない特殊な機能がある。それは視線入力機能である。これは撮影者がファインダーを覗いてある一点を注視すれば、カメラがそこに自動的にピントを合わせてくれるという魔法のような機能である。しかしふにゃきちはメガネをかけているせいか、視線入力機能との相性が悪い。全然こちらが意図してないところにピントを合わせてしまうのだ。だから普段はこの機能はオフにして、AFは中央一点であわせてからカメラを振って構図を作るという撮り方をする。ところが何とこの時はどういうわけか視線入力機能がオンになっていたのだ、ということに送別会の翌朝気がついた(笑)。うむむ、確かに撮ってるときなぜかピントがうまく合わないような気がしたし、微妙にぼけているのがEOSのファインダーでも分かった(汗)。酔っ払ってるからよく見えないだけだろうと、深く考えなかったが、何枚かはとんでもないところにピントがいってる可能性もある。いやしかし、どの写真も画面の大半(少なくと即距点の範囲)は人で埋め尽くされていたので、中央でなくとも誰かにピントが合えば、そのピント面に並んだ人は問題なく写るはずである。前後の人も深度内に入るはずだ。(焦点距離35mm、F3.2、被写体からの距離が3メートルならおおよその深度は前50センチ、後1メートルくらいある。)

というわけでこのフィルムはまだ現像に出していない。明日、Kさんが日本に帰ってから出すことにしよう。

徹夜で論文を書いていたら、そのテンションのままブログを書いてしまったので、無駄に長くなってしまった。

写真は今日もアムステルダム。EOS-3, EF17-40mm F4L USM, E100GX

論文:Chapter 4, Section 2 (8ページ)

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コメント

ふにゃきちクン、数日前は論文執筆で忙しいところを色々と手間取らせて申し訳なかったです。でもありがとう。
僕は徹夜で論文書いても、テンション上がらないなぁ。
シャワー浴びて、すぐ寝ます。

ところで3月にふにゃきちクンがここ数ヶ月格闘してるネタについてのワークショップに参加することになりました。知ってるかも知れないけど、チュービンゲンで開かれるのです。ちなみに初ドイツ。
ついでにその前に旅行もしようかと。多分コペンハーゲン経由なので、そこにちょっといようと思います。

そういえば、先週末はソウルに行ってたんですが、僕の予想通り、ボス猿目当ての人たちが数人欠席してました(笑) 

投稿: 神奈川の知人 | 2007年1月25日 (木) 09時13分

神奈川の知人さん、
学会お疲れ様でした。プログラム見ましたけど、ものすごかったですねぇ、5つの発表が同時進行だなんて。しかもInvited TalkですらKeynote Speaker以外は二つ同時進行、しかも分野がかぶっていたりして。僕はMS先生の発表内容が、タイトルから内容が想像出来そうで出来ないところに興味を持ちました。もし行かれていたら、また今度内容を教えてください。

チュービンゲンのワークショップ・・・確かにありましたね。
僕は3月は多忙を極めそうなので、最初からスルーしていました。
いやはや、今年も年初から猪突猛進ですね。

投稿: ふにゃきち | 2007年1月25日 (木) 13時03分

お疲れ様でした。
徹夜の後ってテンション上がるよね^^
ちょっと切れ気味でよくしゃべるるるになってしまいます^^
でも今は徹夜は無理です><

投稿: るるる | 2007年1月25日 (木) 21時45分

やってもうたっていうから、お酒の失敗かと思いまんた(汗)
カメラのことは、わからないですが、テンションは伝わってきましたw

投稿: あつみ | 2007年1月25日 (木) 23時04分

るるるさん、
徹夜すると一時的にはテンションが上がりますが、その後は反動が来ますね。一昨日、徹夜でがんばった分、昨日は全然調子が出ませんでした。今日からまたがんばります。

あつみさん、
僕にはお酒の失敗はないですね(と自分では思ってます)。
やっぱりカメラは久しぶりに使うと(このときは1ヶ月ぶりくらい)、いろんなチェックポイントを忘れてしまっているので、ミスを犯してしまいます。

投稿: ふにゃきち | 2007年1月26日 (金) 12時46分

どちらもカメラ小僧じゃない一般の人から見たら威圧的なほどでかい

ものすごーくわかります(笑)
だいぶ前ですが、モデルさんではない普通の女の子とドライブがてらに
風景写真を撮りに行ったのですが、「ついでに」と思って
一緒に行った女の子も撮ろうとしてレンズを向けたところ
「こわ~い」と言われたことあります。
その時のレンズは24-70のf2.8でした。
17-40もそうですけど、ド迫力のレンズですもんね(笑)

投稿: みー | 2007年1月26日 (金) 18時57分

ソウルは3回目だし、前回が去年の夏の4日連続の学会だったので、顔を結構覚えられてました。
顔を覚えられたからか、同じ内容の質問でも(ネタが被ってた)、前回は「突っ込み」だったのに、今回は「clarification」みたいになってました。

同じ分野の招待講演まで被ってたのは、ちょっと問題でした。
実際最後の招待講演の、ふにゃきちクンの師匠の一人のCB先生とオーロラの国からわざわざやってきたPS先生は、どちらかというと、毛並みの似たものだったので。
ちなみにMS先生のは、2000年辺りにアポを取ったときに指摘されたことでした。(僕はそれを全く取り入れなかったんだけど。)この間の京都でも少し話してました。MS先生自身最近使い始めたみたいです。
でもMS先生、スゴイですよね。招待講演の嵐ですよ。学会だけでなく、コロキアムもこなしてるし。もしかしたら世界を見渡してもあれだけ招待講演してる人はいないんじゃないかな。少なくとも3本の指には入る量だと思う。少しくらい他人に譲ってもいいかなとも思うんだけど(AW先生とかDT先生とか)。。。

ソウルといえば、今年の夏も、ふにゃきちクンも僕も参加したことがある学会(別々にだけど)が開かれることになったそう。招待講演は、自分の本が売上劣化になり不安になってる人に決まりそうとのコトです。これで分かるかなぁ(笑) いや、分かると思う。明らかに日本語が変だから。

投稿: 神奈川の知人 | 2007年1月26日 (金) 21時37分

みーさん、
24-70ってEFのですか?シグマのでもけっこうでかいですけど、EFのは本当に機動性を完全に捨てて光学性能だけを追求したらこうなりましたが何か?ってな具合に開き直ってますからね。あれを向けられたらフツーの女の子は引きつっちゃいますよね。

神奈川の知人さん、
やっぱソウルの学会はプログラムに無理がありましたね。うちのCB先生が帰ってきたら、どんなんだったか様子を聞いてみます。MS先生はホントに話上手なので招待公演に引っ張りだこなのもむべなるかなというところですよね。そしてMS先生の大学は最近ものすごい数のJoint Workshopを開催してますよね。ここにもMS先生のエナジーを感じます。

本が売り上げ劣化になって不安になってる人?
うーん、分からない…

投稿: ふにゃきち | 2007年1月26日 (金) 23時19分

「本が売り上げ劣化になって不安になってる人」です。
けど、実際に「売り上げ劣化」になってるか、「不安」になってるかは定かではないです。

投稿: 神奈川の知人 | 2007年1月27日 (土) 00時10分

うーむ、ますます分からない(笑)。

投稿: ふにゃきち | 2007年1月27日 (土) 18時27分

「売り上げ劣化」「不安」を10回連続で言えば分かるかも。
(もしくは「不安」「売り上げ劣化」)

ところで話は変わるけど、もうボストンを離れたであろう(佐藤浩市似の)Kさんは、佐藤浩市よりも海東健に似てると思うんだけど、どうだろう? 
ただふにゃきちクンが海東健を知らないかもしれないけど。知らなかったらググって確かめてください。僕はかなり似てると思う。

投稿: 神奈川の知人 | 2007年1月29日 (月) 03時20分

ああーなるほど!やっと分かりました。JUさんですね。
海東健って存じ上げなかったので、ググってみました。
ええ、言いたいことは分かりますが、やはり私見では佐藤浩市の方が近いような気がします。ま、どっちにしてもイケメンに似ているといわれることはうらやましいですね。


投稿: ふにゃきち | 2007年1月29日 (月) 05時02分

そうです、「本が売り上げ劣化になって不安になってる人」は、JUさんです。くだらなくて申し訳ない。実はこれ、数年前から頭によぎってたんだけど。。。
ところでJUさんは、ワインに目がなく、ロードレース(自転車)が好きなそうです(少なくとも見るのは)。

まぁ海東健だろうが佐藤浩市だろうがイケメンであることに変わりはないよね。
ちなみに僕らの一回り上の世代の先輩たちは、(日本人ではないけど)KJさんが一番ハンサムだって行ってました(KJさんは、ふにゃきちクンと同じ州に住んでいる人です)。
KJさんのことはともかく、久しぶりに「ハンサム」という言葉を聞きました。試しにググったら、「ハンサム」は約1,820,000 件、「イケメン」は約5,170,000 件ヒットしました。「ハンサム」、うーん、最近使わない・聞かないよねぇ。

投稿: 神奈川の知人 | 2007年1月30日 (火) 08時01分

神奈川知人さん、

JUさんの空耳面白いですね。助詞をつけずに「本、売り上げ劣化」と言えばそのままですね。
KJさんは確かにかっこいい!この業界の有名人では間違いなくNo.1ですね。イケメンとかハンサムというよりも、ダンディー&セクシーと形容した方がしっくり来るかも。

投稿: ふにゃきち | 2007年1月30日 (火) 23時20分

ぼくも、やってもうた。
某論文集のために論文を書いてたら、マージンの設定を間違えてたのに気付いた。。。 2インチは50.8mmなんだけど、なぜか、30.8mmに設定し間違えてた。しかも締め切りは1/31。いや、まぁ間に合いそうだからいんだけどさ。
メールを書いて、下書きフォルダに入れたまま出すのを忘れるっていうのは、ホントにしょっちゅうなんだけど。。。

ところで、誰がカッコイイか、ということになると、誰が綺麗・カワイイか、ということになると思うんだけど、数年前に僕とKさん(どちらかはここでは伏せておきます)とあともう一人の3人でそんな話をしたことをふと思い出しました。けどその話はここではこれ以上は止めましょう。ここを読んでる業界内の人には、僕の正体も、特にKさんのはばれてるだろうから。いや、仮に僕のがバレてなくてもしないけど。

投稿: 神奈川の知人 | 2007年1月31日 (水) 04時59分

猛烈に返事が遅れてしまった・・・
最近自分のブログを開いてなかったので、レスをつけてないコメントがあったことを忘れとりやした。と、言い訳はこのくらいにして(汗)、論文の書式設定を間違えていたことに気づくのが締め切りの直前じゃなくてよかったですね。僕も今書いてる博士論文、書式かなり適当だけど、後から正式な書式に合わせたらぐちゃぐちゃになんてことなきゃいいけど。
「美人言語学者といえば?」みたいな話が好きなのは、どちらのKさんか、だいたい想像はつきますよ。

投稿: ふにゃきち | 2007年2月 3日 (土) 11時54分

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